雑記

2018箱根駅伝を振り返るー順位を分けた『3つの差』とはー

お疲れ様です。しましまです。

 

2018箱根駅伝も大きな盛り上がりの中、幕を閉じました。

結果は青山学院大学の4連覇。往路こそ東洋大学の後塵を拝しましたが、総合的に見れば青山の圧勝だったと言えるのではないでしょうか。

今回は、そんな箱根駅伝の「順位」を分けたポイントはどこにあったのか、振り返りたいと思います。

 

 

①レース全体の流れを作った1区・2区

青山にとって立役者の1人が2区の森田選手でしょう。

山梨学院大学のドミニク・ニャイロと同タイムで堂々の区間賞。各校のエースが集い、20kmの持ちタイムでは劣る中、レースを上手く運び上位へ押し上げました。

そして今年は上位候補にあまり名前の挙がっていなかった東洋が、総合2位にまでつけたポイントの1つも間違いなく1区。この1区で1年生の西山選手が素晴らしい走りで勢いをつけました。

1年生が1区で活躍するとチームに勢いをつける印象がありますね。

一方、優勝候補と目された東海大学、神奈川大学は1区、2区がまさかの不発。

特に鈴木健吾選手、山藤選手のダブルエースを置いた神奈川大学はここでトップ争いに出ることができず、大きな誤算となりました。

 

 

②明暗を分けた5区

そして、青山の総合優勝をグッと近づけたのが山登り

20kmの持ちタイムでは他の選手から劣る竹石選手が、トップを走る東洋を猛追(逆に東洋にとってはここでかなり詰められたことが痛手でした)。

往路優勝こそ東洋に譲ったものの、総合優勝に関してはこの段階で青山がかなり優勢だったと言え、青山の立役者のもう1人です。

そして東海、神奈川にとって大きなポイントとなったのもこの5区。

ともに2年生のランナーを山登りに託しましたが、形成逆転とはなりませんでした。

総合順位上位に入った早稲田は安井選手、法政は青木選手といった選手が5区で活躍したことが大きな要因。

山登りが結果に大きな影響力を持ちすぎているということで、コース改定なども行われていますが、やはりまだ山登りは大きなポイントとなっており、かつ最大の面白味の1つとなっているでしょう。

 

 

③バランスの取れた総合力

区間順位

青山の各選手の区間順位は⑤⇒①⇒②⇒⑨⇒⑤⇒①⇒①⇒①⇒⑨⇒②と全て1桁、区間賞4人と抜群の安定感、取るべきところで取れたといった内容でしょう。

一方、東海、神奈川はそれぞれ⑦⇒⑦⇒③⇒⑫⇒⑫⇒②⇒⑩⇒②⇒⑤⇒⑯、⑥⇒④⇒⑪⇒①⇒⑳⇒⑨⇒⑬⇒⑥⇒⑧⇒⑦と2桁を何度か取ってしまい、ちぐはぐな内容となってしまいました。

復路で青山に逆転を許した東洋は、①⇒③⇒①⇒②⇒⑨⇒⑤⇒③⇒⑦⇒③⇒①とこちらも全て1桁、区間賞3人と素晴らしい成績でしたが、一騎打ちとなった5区、6区で思うようなレースとならなかったことが敗因の1つに。

 

20kmの持ちタイム

箱根駅伝の紹介本、紹介サイトを見るとよく選手の紹介に書かれているのは5000mや10000mのタイム。

しかし、箱根駅伝で実際に走る距離は1人20km以上。5000mや10000mのタイムではなかなか比べられません(もちろん参考にはなりますが)。

それよりも参考になりそうだなと思い、ハーフマラソンや20kmのタイムを見てみると、往路では田村選手を除きハーフのタイムで劣っていた青山ですが、そこをなんとか粘ると、復路では一転ハーフのタイムが軒並み上位の選手が揃っていた上、ダブルエースの1人、下田選手がおり、加えて6区山下りの経験者小野田選手を控えていました。

この復路の展開を見据えて前半を粘り切った原監督の作戦。

出雲、全日本を逃したのも、この展開に持ち込むための戦略的撤退だったのではと思わせる箱根での総合優勝でした。

 

また来年はどんなドラマが生まれるのか、楽しみに待ちたいと思います。

では、今回はここまでです。