栄養学

スポーツドリンクの『電解質』ってなに?

お疲れ様です。しましまです。

 

今回は、スポーツをする上で欠かせない存在である『スポーツドリンク』にまつわるお話です。

スポーツドリンクは毎年のように新しいものが登場しており、スポーツに取り組む方にとっては「どれを選べば良いの?」と悩むところでもあるでしょう。

そんなスポーツドリンクを選ぶときによく目にするのが『電解質』という単語。なんとなく良さそうというのは感じますが、これが身体にとって、運動することにおいて、どのような効果があるのかをきちんと理解している方は少ないでしょう。

そこで今回は、『電解質』というものがどういうものなのか、これがスポーツドリンクに含まれていることでどのような効果を得られるのか、詳しく見ていきたいと思います。

 

 

『電解質』とは

まずは『電解質』というものがどういうものなのかを理解していきましょう。

電解質は「水に溶けると電気を通す物質」であり、もっと詳しく言えば「水に溶けると電気を通し、陽イオンと陰イオンに分離(電離)する物質」。

イオンとは電気を帯びた(電荷を持った)物質のこと。つまり陽イオンとは正の電荷を持ったイオン、陰イオンとは負の電荷を持ったイオンのことを指します。

 

 

『電解質』の重要性

主な電解質とその働きを下記にまとめました。

神経の伝達機能や筋肉の収縮など、スポーツを行う上では非常に重要な役割を果たすことがよく分かります。

また、上記の中で「浸透圧」という単語がありますが、これもよく聞く言葉に関わらず意外とざっくりと理解されていることが多いでしょう。

浸透圧とは簡単に言えば「濃度を調節する機能」。水分が膜(半透膜)で隔てられているとき、小さな物質は濃度の濃い方から薄い方へと移動し、2つの間の濃度差を均等に近づけるように作用し、一方で物質が膜を通過できない場合、液体の方が薄い方から濃い方へ移動することによって、濃度差を均等に近づけるように働きかけます。

 

 

 

これにより、浸透圧の低い飲み物(≒濃度の低い飲み物)を選ぶことで、素早く体内に吸収させることができます。

 

 

摂り過ぎには要注意

ここまで聞くと、「なんだ、電解質ってそんな良いものなのか、じゃあたくさん摂ろう」と考えてしまいそうになりますが、実は摂り過ぎても良くない側面も持ち合わせております。

例えば、体内のナトリウム濃度が高くなったことを起因として高ナトリウム血症を起こすと、意識が朦朧とし、痙攣を起こす、同じように高カリウム血症を起こすと筋収縮機能の低下、不整脈、高カルシウム血症では脱力感や吐き気、めまいなどスポーツを行うときに関わらず日常生活にも影響を及ぼしうる症状を招きます。

基本的に摂れば摂っただけ良い影響があるというものはありません。その時の自分にとって適切な量というのをきちんと把握するようにしましょう。

 

 

「なぜ」を大切に

夏の天気が良い日に運動をするとすぐに喉が渇くため、水分を摂る量が増えがちになります。

熱中症や脱水症状を起こさないためにも水分を摂ることは非常に大切ですが、自分が飲んでいるものにどんな成分が含まれているかも意識すると、より楽しく運動を続けることができるかもしれません。

身近にある何気ない物にも「何だろう、何故だろう」という意識を持ってみましょう。

 

 

では、今回はここまでです。