800m

【具体的】800mの最適なレースペースとは?

こんにちは、しましまです。

 

今回は『800mのベストラップ』ということについて考えていきたいと思います。

そもそも、800mという種目はエネルギー供給面から見たとき、無酸素でエネルギーを供給できる解糖系によるエネルギー産生と、酸素を必要とする有酸素系のエネルギー産生との割合が半々あたりに位置します。

 

こういった特性があるために、800mにおいては特にペース配分というところが非常に重要になり、ここを失敗するとレース中に取り戻すことがかなり難しくなります。

では、実際どのようなペース配分が求められるのでしょうか。

 

 

失敗レースから学ぶ

まず、私がこれまで経験してきた、もしくは見てきた800mのレースの中で、よくある失敗例を挙げてみます。

 

・1周目のスピードが速すぎてついていけなかった

・前半突っ込み過ぎて後半がっくりと落ちた

・スパートの仕掛けが速すぎて最後までもたなかった

・600mまではもつが、ラストがもたない

etc…

 

この他にも、たくさん失敗レースの例はあります。

1つ目のようなレース展開になることが多い方は、自身の絶対的なスピード不足に大きな課題があるので、まずはそこから始めましょう。

 

800mの練習方法

800mのタイムを上げるために必要な練習メニュー

800mで1分台は『3つの条件』が揃えば出せる

 

 

一方で、2つ目以降の失敗例には共通のある特徴があり、それは『レース展開』に課題があること、特にレース前半部分に課題があることです。

ほかの種目でタイムが出せないときは、だいたいが自分の練習不足(レース展開の失敗もある種練習不足の1つと言えますが…)が原因です。それに比べ、800mは『レース展開を工夫していれば結果はもっと変えられた』ということが多いように感じてきました。

 

 

800mで最大限タイムを出すためには

上記のことから、タイムが出る展開にするには

 

『突っ込みすぎ癖を直すこと』

 

が1番の近道と考えることができます。

ただしこれは、前半ゆっくり走れということではありません。

自分の400mのスピードと、800mを走るためのスタミナがどれだけあるのかを考慮し、最適なタイムで前半走るということです。

最適なペースは一概に言えるものではありませんが、いろいろなデータを見比べると、基本的には

 

400mのベストタイム+6秒前後

 

と考えています。

前後と幅があるのは、先ほど述べたようにスタミナを考慮しなければならないからです。

 

・800mを走るスタミナが十分にある人は400mのベストタイム+5秒、

・スタミナに課題がある人は400mのベストタイム+7秒~8秒

 

程度に変わります。

 

参考:400mと800mにおける自己ベストタイムの関係

 

デイヴィット・レクタ・ルディシャ(800m世界記録保持者)

・400m 45秒15(2013年)

・800m 1分40秒91(2012年)

 

ウィルソン・キプケテル(800m前世界記録保持者)

・400m 46秒85(1994年)

・800m 1分41秒11(1997年)

※1995年までは1分45秒程度

 

川元奨(800m日本記録保持者)

・400m 47秒92

・800m 1分45秒75

 

横田真人(800m前世界記録保持者)

・400m 47秒67

・800m 1分46秒16

 

 

(参照元:IAAF公式サイト、Wikipedia)

 

 

まずは400mをどれくらいで走れるのかを知る

まずは自分の400mのタイムを計ることで、800mを走るときに客観的にペースが速いのかそれとも余裕があるのかを考えることができます。

800mのタイムを上げたいという方で、400mを計ったことが無いという方は、まずは400mのだいたいのタイムを知るところから始めましょう。

 

 

では、今回はここまでです。