運動生理学

『スピード』を決めるのは『2つの要素』

こんばんは、しましまです。

今日は『スピード』についてのお話です。

スポーツをされている方はよく、「もっとスピードをつけたい」とか「あの選手はスピードがある」という話をするかと思います。しかし、この『スピード』というもの、案外ざっくりとしたイメージで持っている方が多いのではないでしょうか。

そこで今日は、『スピード』というものをもっと具体的にイメージできるように、スピードを決める『2つの要素』と、それらを向上させる方法についてお話ししたいと思います。

 

 

『スピード』を決める『2つの要素』

 

早速本題に入りますが、『スピード』を決める要素は

 

・ストライド率(ピッチ)

・ストライドの長さ

 

この2つです。当たり前のように思う方もいるかもしれませんが、あまり意識されていないのが、『スピード』はこの2つの要素のかけ算ということです。つまり、

・ピッチが速く、かつストライドも長い

→スピードが速い

ということになります。具体的なイメージを持っていただくため以下をご覧ください。

 

100mを走るとき

 

・1秒の間に5歩走り、1歩で1.5m進む選手

→1秒で7.5m進む

→100mを13.3秒で走る

 

・1秒4歩、1歩2m

→1秒で8m

→100m12.5秒

 

・1秒3.5歩、1歩2.5

→1秒で8.75m

→100m11秒42

 

上記のように、ピッチとストライドはかけ算になっており、どちらかを削ってどちらかを伸ばすのではなく、どちらも伸ばしていく上で、かけ算が最大になるようにしなければなりません。

 

 

ピッチ・ストライドを向上させる方法

 

ここまでで、ただただストライドを伸ばそうと間延びした走りになってしまっても、ピッチを速くしようとチョコチョコした走りになってもダメということがお分かりいただけたかと思います。

では、それぞれの要素はどうすれば伸ばせるのか、以下で見ていきましょう。

 

ピッチを向上させる

ピッチを向上させる方法としては、接地時間を短くすること走りのロスを少なくすることが必要になります。地面に足がついている接地時間が長くなると1歩1歩にかかる時間が長くなるのでもちろんピッチは下がりますし、脚の運びが悪くても同様にピッチが下がります。

それを改善するためには、神経系のトレーニングやランニングフォームの見直しといったことが挙げられます。

 

瞬発力についての記事

スポーツにおける筋力トレーニング(瞬発力)

 

ストライドを伸ばす

ストライドを伸ばすためには、筋力を向上させる関節の可動域を広くするなどのことが必要です。上で書いたように、ストライドを意識的に伸ばそうとただただ間延びした走りになってしまってはピッチが下がってしまうので、タイムは伸びません。そうではなく、筋力を向上させて、あるいは間接の可動域を広げて、1歩で進む距離を『自然と』伸ばすことが大切になります。

 

筋トレについての記事

スポーツにおける筋力トレーニング(基礎知識)

 

 

自分に合った走りを見つけること

 

記事の中でも触れたとおり、ピッチを伸ばすのか、ストライドを伸ばすのかはどちらかが良いというものではありません。自分に合っているものを見つける必要があります。ただそれも、ストライドを伸ばしたほうが良いからひたすらストライドを伸ばすためのトレーニングを積むのではなく、最終的にストライドとピッチのかけ算が最大になる数字を見極めなければなりません。

こういったところまで考えて、さらにタイムを向上させましょう。

 

では、今回はここまでです。